石原和幸xはいじぃ対談

『はいじぃが庭園デザイナー・石原和幸に盆栽づくりを教わる!』

石原

盆栽に興味はありますか?

はいじぃ

興味を持つという域には、まだ達していないというか。達観した年配の方々のたしなみっていうイメージが強くて、僕自身は触れたことがないですね。

石原

はいじぃさんのような盆栽に触れたことがない方に、父の日を通して触れてもらいたいなという思いから、『よしもと園芸』で父の日に盆栽を贈ろうというキャンペーンを行うことになりました。母の日はね、1年で一番、花が売れる日なんですけど、片や父の日はいろんなイベントの中で最も花が売れない日で。

はいじぃ

確かに、僕も花を父へ贈ったことはないです。

石原

そうでしょう? だけど、盆栽だったらお父さんももらって嬉しいじゃないですか。

はいじぃ

僕の父、盆栽が好きなので、きっと喜んでくれますね。でも、お手入れとか大変なんじゃないですか? 実家がいろんな植物があちこちに並んでますけど、買ったまま並べてるだけなんでしょうね。いつもセンスないなぁって思ってます(笑)。

石原

心がこもっていれば、なんでも大丈夫ですよ。鉢ごと1周まわすと、かっこいいなと思う角度が見つかりますし……。ちょっとハサミを持って。

はいじぃ

えっ、この場で微調整しちゃうんですか!?

石原

はい。これはスタッフがつくったものなんですけど、この辺、葉っぱが厚いので……(と言いながら、ハサミを入れる)。

はいじぃ

あ、切っちゃった(笑)。随分、大胆ですね。そんなに思い切りいっちゃっていいんですか?

石原

大丈夫です。ほら、さっきと全然違うでしょう?

はいじぃ

確かに! これが金メダルの技かぁ。すごいっ!

石原

そう言っていただけて嬉しいです。都会にいるとなおさらですけど、庭ってなかなか持てないじゃないですか。でも、盆栽を一つ置くだけで、自然を感じられますから。父の日には、今までどんなものをプレゼントしていたんですか?

はいじぃ

服とか鞄とか、身につけるものが多いですね。父も喜んでくれていて、会う時はいつもプレゼントした物を身に付けてくれます。でも僕、独身の頃は母の日にしかプレゼントしてなかったんです。けど結婚して、奥さんに「父の日にプレゼントしなきゃダメだよ」って言われて、プレゼントするようになりました。

石原

僕の父はすでに他界してますが、昔は今よりもっと父の日が目立っていなかったというか。母の日にしかプレゼントをあげてなかったんですよね。

はいじぃ

父の日の印象って、ほかの記念日に比べてちょっと薄いですよね(苦笑)。母の日=カーネーションっていうイメージが強いから、花もプレゼントしやすいですし。僕もなんであげてなかったんだろう?……男が男にプレゼントを贈るっていうことに抵抗があったのかも。この歳になって、ようやく恥ずかしくなくなったのかもしれないですね。石原さん、最近の父の日はどんな感じなんですか?

石原

父の日は、家族でご飯を食べるきっかけになってますね。忘れた頃に、家内から「ご飯でも食べに行く?」って電話がかかってきます。で、食事をしながら、僕は怒られるっていう(笑)。

はいじぃ

ははは!

石原

出張が多いもんですから、いろんな記念日を忘れちゃうんですよ。で、お金は結局、僕が払うんです。はいじぃさん、お子さんがいらっしゃるんですよね。

はいじぃ

2歳の娘がいるんですけど。

石原

かわいいでしょうね。

はいじぃ

はい(笑)。小さいので父の日に何か……っていうのはまだないですけど、将来プレゼントをくれたら嬉しいです。僕がもし盆栽を父の日に娘からプレゼントされたら、写真を撮って毎年そのかたちに切り揃えます。

石原

盆栽を観るたびに、娘さんのことを思い出すんでしょうね。遠くで暮らすお父さんに贈るのはオススメしたいです。一緒に暮らしている場合、近くに暮らしている場合も「満員電車での通勤、毎日大変でしょう。たまには緑を観て」って子供からプレゼントされたら。

はいじぃ

娘にそんなこと言われたら! 想像して今、泣きそうになりました。

石原

家庭って“家”と“庭”って書くじゃないですか。庭があると、家族の会話は弾む。盆栽ひとつで、家族の絆が深まるんです。例えば、このもみじの樹。もみじは、秋になると紅葉するのでオススメで、「これってもみじ?」とか「水はどうするの?」とか話せるじゃないですか。

はいじぃ

そうか!「枝、伸びてきたね」とか「陽が当たってなかったから、場所変えといたよ」とかも言える。盆栽をきっかけに、親子でコミュニケーションが取れるんですね。

石原

そうなんです! ですから、今年の父の日をきっかけに、盆栽を通して家族の絆をより深めてもらえれば嬉しいなと思ってます。